ネットでも、書籍でも、ちまたでも、いろいろ言われているサピックス。そして、ひとり卒業している我が家。いいところも、悪いところも、悪いところも、独自視点で考察します。①回目。
難関中学を受験するつもりだから
サピックスの強みは、何と言っても合格実績です。難関校へ合格する方法が確立されていると捉えることもできます。いいえ、そもそもポテンシャルを持った児童が在籍していると見ることもできるかもしれません。
確実そうなのは、トップ層のデータを長期間で保有し続け、それを活かせる環境・可能性があること。サンプル数も多いので、より信頼性の高いデータが入手できる。難関中学受験に関する情報力は、首都圏随一。
情報力があるとしましたが、講師陣の経験値は情報分析を超えるものがあると感じます。模試の精度が高く、合格判定への信頼度もあると思われるサピックスにおいて、長女は、サピックスの合格力判定、学校別オープン模試の結果も低調でしたが、担当のベテラン講師は、全く曇りなく、第一志望の変更なし、二日目以降も併願プランを最後まで変更提案なしでした。結果もついてきました。
担当講師だけでなく、長女の模試結果がボロボロでオロオロする私の電話に、各教科担当の先生も大丈夫だからと話を聞いてくれたものです。
授業を通して、長女のことを理解してくれていたのかなと、今は思っています。(当時は、ホントに大丈夫なの??信じていいの?それしか言うことはないのか!と思っていました)
同時に、机を並べ授業を受ける、同じテストを受ける、同年受験の児童のみなさんのレベルも高いので、勉強するにはいい環境が与えられるのではないでしょうか。朱に交われば赤くなる、への期待。首都圏の難関受験ならば、サピックスでいいのではないでしょうか。
キーワード: 情報、講師陣、環境
サピックスの、「そこじゃない」点
よく言われる復習型のカリキュラムやテスト、テキストの質が高いというのは、後付でいいかもしれないとは思うけれど、そのポイントで選んではいないと思います。
平等とか、公正とか
勉強には、できるやできないがあるので、「平等」が適切かわかりませんが、サピックスには基本的に受講料がお得になる、とか、あなたは特別だから、あるサービスを享受できるとか、そういうことは聞いたことがありません。(小さい頃のピグマ入会金割引など小さいのはある)
コースにより講師が違いますが、全く同じスキルの講師が揃ったら面白く無いですし、テキストは同じでも、受講コースにより授業内容が違うでしょうから、講師の平等性の担保は論じないとした場合、
サピックスは、とても人間味のない、コンピューターみたいにドライで、平等なのではないかとの感想です。
狂気じみて、どうしてくれるんですか、うちの娘!と電話をしたら、話には付き合ってくれます。親身に聞いて、応えてくれているようで、解決したことはないです。それでいいっていうマニュアルだとさえ、思いますし、それでいいんです。勉強するも、しないも、できるも、できないも、本人なので。
中受小説やマンガを読んで、感傷に浸ってしまうタイプですが、そんなことはうちでは発現しませんでした。熱血指導とか、手厚いサポートとか、散々憧れましたけれど、要らないかも。
それから、合格実績カウントが、サピックスは信頼できると思います。他塾メインでサピックス重複カウントは考えづらいですが、サピックスや〇〇研メインで、合格実績が躍進している塾は、誠実さを疑います。
その実績を信じて低学年や4年生から入塾する方に対して、どのような説明をするのかなー、しないのかな、、などと思います。
上記の不誠実に加え、本科生以外の方の特訓費用も、本科生が負担しているならば、不誠実に輪がかかります。
誠実でありたいので、消去法発動です。
まとめ
3年間を過ごす環境、データ(質+量)、データを超える講師陣への期待で、サピックス。誠実そうなスタイルも◯
消費者としては、サピックスのマーケティングに、しっかり引っかかってる感はあるものの、目的は子どもがたのしく、確かに勉強することなので、目をつぶります。
あくまでも、我が家の話です。
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