読書|『ファイア・ドーム』を読んで、作家という仕事のすごさを考えた

キャリアと働き方

こんにちは、ちょびキャリママです。

何度かに分けて、ようやく『ファイア・ドーム』を読み終えました。

『ファイア・ドーム』
辻村深月
小学館

物語の内容はもちろんとても良かったです。それに加え、「作家ってすごいな」ということを改めて考えました。『ファイア・ドーム』は辻村深月さんが7年をかけて執筆した長編ミステリーです。

以前、ある教育者の方の文章で、その方が作家という職業を高く評価されているのを読んだことがあります。

そのときから、私の中には「作家ってすごい人たちなんだな」という漠然とした尊敬の気持ちが残っていました。

そして『ファイア・ドーム』を読み終えた今、改めてその理由について考えてみました。

小説は創作です。

でも、何でもありではありません。

登場人物の行動や社会の仕組み、出来事のつながりに違和感があると、読者は物語から離れてしまいます。

そう考えると、小説を書くことは数学の証明問題に少し似ている気がします。

前提条件を置き、一つひとつ積み上げながら、最後に物語として成立させる。

しかも、ただ辻褄が合えばいいわけではなく、読者を驚かせたり、感動させたりもしなければなりません。

理屈だけでもだめ。

感情だけでもだめ。

その両方を成立させるのは、とてつもない能力だと思いました。

私はメーカーで働いています。

作家とは、だいぶ距離のある仕事だと思っていました。

でも考えてみると、日々の仕事でも企画や施策を考えるときは、「こうしたら相手はどう感じるか」「次に何が起きるか」を想像しながら組み立てています。

もしかしたら、作家が物語を組み立てるように仕事を考えてみたら、違う景色が見えるかもしれません。

正しく組み立てるだけではなく、人の心が動く要素を入れてみるとか。

その視点は、仕事にも活かせる気がします。

本を読みながら、そんなことを考えた読書時間でした。

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