5年生の夏期講習マンスリー。社会です。
大人でも難しい為替。小学生が、こんなことまで考えるの?
為替レートについての問題です。
「円安は輸出に有利、輸入に不利」
これは、知っている。
でも、それだけでは答えられない問題がありました。
そこで、基本から考えてみることに。
そもそも、円安って何?
たとえば、アメリカのお金「1ドル」を買うのに、
1ドル=100円
だったとします。
それが、
1ドル=150円
になったら?
同じ1ドルなのに、150円必要です。
つまり、
円の力が弱くなった=円安
です。
反対に、
1ドル=100円 → 80円
なら、1ドルを買うのに必要な円が少なくなります。
これは、
円の力が強くなった=円高
です。
ここまでは、なんとなくわかる。
では、円安になると、日本は得するのでしょうか?
「円安=日本にとっていい」ではない?
ここが、今回のポイント。
たとえば、日本の会社が外国に商品を売っているとします。
円安になると、日本の商品は外国の人から見ると安く感じられます。
だから、
輸出する会社には有利になりやすい。
一方で、外国から商品や原料を買っている会社はどうでしょう?
円安になると、外国の商品を買うために、たくさんの円が必要になります。
つまり、
輸入する会社には不利になりやすい。
同じ「円安」でも、立場によって違います。
じゃあ、どう考えればいい?
「円安になったことで、○○になる」
という問題が出てきたら、
いきなり答えを思い出そうとするのではなく、
「誰の立場?」
と考える。
そして、
① 円安?円高?
↓
② この会社は、外国から買う?外国に売る?
↓
③ 円安・円高で、値段はどうなる?
↓
④ その会社は、得する?困る?
この順番で考えてみる。
たとえば、
「外国から原料を買っている会社が、円安によって原料を安く買える」
これは?
円安になると、外国から買うものは、円で払うと高くなりやすい。
だから、
「安く買える」ではない。
「円安だから輸出に有利」と覚えるだけではなく、
その会社は、何をしている会社なのか?
まで考えることが大切なんですね。
円高なら?
もちろん、反対に考えます。
円高になると、
外国の商品や原料を買いやすくなる。
→ 輸入には有利。
一方で、日本の商品は外国の人から見ると高くなりやすい。
→ 輸出には不利。
海外旅行も、外国のお金を買いやすくなるので、行く側には有利です。
「円安は、日本にとっていい?わるい?」
では、最後にこの質問。
円安は、日本にとっていい?わるい?
答えは、
「どの立場から見るかによって違う」
です。
輸出する会社には有利かもしれない。
輸入する会社には不利かもしれない。
海外旅行をする人には不利。
日本に旅行に来る外国人には、日本が安く感じられて有利。
「円安=いい」「円安=悪い」ではありません。
今回、次女に伝えたいのは、
「覚えたことを思い出す」だけではなく、
「誰の立場で考える?」と一度立ち止まること。
社会って、知識を覚えるだけじゃなくて、
「どうして、そうなるんだろう?」
と考える教科でもあるんですね。
中学受験社会、なかなか奥が深いです。

