中学受験×旅⑨|広島で感じた、歴史を「考える」旅

中学受験

訪れた場所と時期

広島県・広島市、宮島

2022年3月
長女:小学5年生
次女:小学1年生

中学受験との関連

広島では、原爆ドームを訪れました。

原爆ドームを実際に目の前にすると、教科書や資料で見るのとは違うものがあります。

ここで何が起きたのか。

戦争とは何だったのか。

平和とは何なのか。

子どもたちに何かを一方的に教えたというより、実際の場所に立って、それぞれが感じたり考えたりする時間になったように思います。

中学受験では、歴史の出来事や年代、人物など、覚えることがたくさんあります。

でも、歴史は暗記するだけのものではない。

「なぜ、こうなったんだろう」

「そのとき、そこにいた人は何を思ったんだろう」

そんなふうに、自分で考えることも大切なのだと思います。

そして、広島では路面電車にも乗りました。

普段、自分たちが暮らしている街とは違う交通の仕組み。

実際に乗ってみると、「路面電車がある街」というのも、その土地の暮らしの一部なのだと感じます。

宮島にも渡りました。

船に乗って海を渡り、厳島神社へ。

船から見る大鳥居を楽しみにしていたのですが、このときは見ることができませんでした。

ちょっと残念。

でも、こうやって文化財は修繕されながら、長い時間をかけて残されていくんですよね。

ずっと昔からそこにあるように見えるものも、誰かが手を入れ、守っている。

そう考えると、文化財を見る目も少し変わります。

そして、厳島神社といえば平清盛。

ここで、以前の四国旅行の記憶とつながりました。

四国では、平家の落人伝説が残る祖谷のかずら橋を訪れています。

一方、広島では、平清盛の時代に厳島神社が大きく発展しました。

同じ平家でも、栄えていく場所と、やがて衰えていく流れがある。

栄枯盛衰。

歴史の言葉として覚えていた四字熟語が、別々の旅で見た場所とつながりました。

「平清盛」「源平合戦」「平家の滅亡」と、教科書では別々に覚えていたことも、実際の土地を訪れてみると、ひとつの流れとして感じられる。

これも、旅の面白さだと思います。

そして、旅をすると、だいたい「また来たい」が増えます。

今回も、見られなかったものがありました。

船から見る大鳥居も、そのひとつ。

全部見られなかったからこそ、また来たいと思う。

一度の旅行で全部を理解する必要はないのかもしれません。

子どもと感じたこと

宮島では、厳島神社を見たり、街を歩いたり。

広島のお好み焼きも食べました。

ホテルの近くには、カープの二軍の宿舎があったような記憶があります。

私は子どもの頃、カープが好きだったので、

「広島に来たんだな」

と、ちょっと嬉しかったことも覚えています。

広島という場所で、原爆ドームを見て、平和について考える。

路面電車に乗って、その土地の暮らしを感じる。

宮島に渡って、歴史ある神社を見る。

そして、以前の四国旅行で見た場所と、今回の旅で知った歴史がつながる。

長女はこのとき小学5年生。

中学受験に向けて、これから歴史を本格的に学んでいく時期でした。

次女はまだ小学1年生。

同じ場所にいても、知っていることも、感じることも、きっと違います。

そのときに全部分からなくてもいい。

あとになって勉強したときに、

「あ、あのとき見たものだ」

と思い出すことがある。

あるいは、何年もたってから新しく知ったことが、昔の旅行の記憶とつながることもある。

旅は、その場で完結しないのかもしれません。

また来たい場所が増える。

あとから分かることも増える。

そうやって、少しずつ自分の中の歴史や地理になっていくのかなと思います。

つづく

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