訪れた場所と時期
広島県・広島市、宮島
2022年3月
長女:小学5年生
次女:小学1年生
中学受験との関連
広島では、原爆ドームを訪れました。
原爆ドームを実際に目の前にすると、教科書や資料で見るのとは違うものがあります。
ここで何が起きたのか。
戦争とは何だったのか。
平和とは何なのか。
子どもたちに何かを一方的に教えたというより、実際の場所に立って、それぞれが感じたり考えたりする時間になったように思います。
中学受験では、歴史の出来事や年代、人物など、覚えることがたくさんあります。
でも、歴史は暗記するだけのものではない。
「なぜ、こうなったんだろう」
「そのとき、そこにいた人は何を思ったんだろう」
そんなふうに、自分で考えることも大切なのだと思います。
そして、広島では路面電車にも乗りました。
普段、自分たちが暮らしている街とは違う交通の仕組み。
実際に乗ってみると、「路面電車がある街」というのも、その土地の暮らしの一部なのだと感じます。
宮島にも渡りました。
船に乗って海を渡り、厳島神社へ。
船から見る大鳥居を楽しみにしていたのですが、このときは見ることができませんでした。
ちょっと残念。
でも、こうやって文化財は修繕されながら、長い時間をかけて残されていくんですよね。
ずっと昔からそこにあるように見えるものも、誰かが手を入れ、守っている。
そう考えると、文化財を見る目も少し変わります。
そして、厳島神社といえば平清盛。
ここで、以前の四国旅行の記憶とつながりました。
四国では、平家の落人伝説が残る祖谷のかずら橋を訪れています。
一方、広島では、平清盛の時代に厳島神社が大きく発展しました。
同じ平家でも、栄えていく場所と、やがて衰えていく流れがある。
栄枯盛衰。
歴史の言葉として覚えていた四字熟語が、別々の旅で見た場所とつながりました。
「平清盛」「源平合戦」「平家の滅亡」と、教科書では別々に覚えていたことも、実際の土地を訪れてみると、ひとつの流れとして感じられる。
これも、旅の面白さだと思います。
そして、旅をすると、だいたい「また来たい」が増えます。
今回も、見られなかったものがありました。
船から見る大鳥居も、そのひとつ。
全部見られなかったからこそ、また来たいと思う。
一度の旅行で全部を理解する必要はないのかもしれません。
子どもと感じたこと
宮島では、厳島神社を見たり、街を歩いたり。
広島のお好み焼きも食べました。
ホテルの近くには、カープの二軍の宿舎があったような記憶があります。
私は子どもの頃、カープが好きだったので、
「広島に来たんだな」
と、ちょっと嬉しかったことも覚えています。
広島という場所で、原爆ドームを見て、平和について考える。
路面電車に乗って、その土地の暮らしを感じる。
宮島に渡って、歴史ある神社を見る。
そして、以前の四国旅行で見た場所と、今回の旅で知った歴史がつながる。
長女はこのとき小学5年生。
中学受験に向けて、これから歴史を本格的に学んでいく時期でした。
次女はまだ小学1年生。
同じ場所にいても、知っていることも、感じることも、きっと違います。
そのときに全部分からなくてもいい。
あとになって勉強したときに、
「あ、あのとき見たものだ」
と思い出すことがある。
あるいは、何年もたってから新しく知ったことが、昔の旅行の記憶とつながることもある。
旅は、その場で完結しないのかもしれません。
また来たい場所が増える。
あとから分かることも増える。
そうやって、少しずつ自分の中の歴史や地理になっていくのかなと思います。
つづく

